いしわた 宏明 のブログ

「夢」、「継承」、「未来」。大好きな街「桐生」を次世代に。「いしわた 宏明」の市政チャレンジを綴ります。

200123 子犬を抱いて微笑む少年兵

本年は戦後75周年を迎える節目の年になります。子犬を抱いて微笑む少年兵たちを写したこの一枚の写真。… 桐生市出身の荒木幸雄さんは、わずか17歳を迎えた年、特別攻撃隊の一員として沖縄県南方洋上に若き命を散らされました。… 今夕ようやく数奇なご縁に誘われ、幸雄さんの実兄であられる精一さん宅を訪問することができ、当時のお話しを幾つか伺うことができました。… 平和な時代に生を受けたわたしは当時の惨禍を知るすべもなく、享受できているいまの平和の有り難さをことさら顧みる機会はこれまで多くはありませんでした。… ですが今日の面会を通して、幼い頃に祖母より聞かされた、業火の中からなんとか逃げ落ちた広島での被爆体験。父から聞かされたすぐそこの側溝に落ち、幸い不発でことなきを得た焼夷弾の話。その頃どこか遠い絵空事のように聞かされていたことも想起することができ、改めて直接に、そうした実体験に基づいたお話しを聞くことができたことを今更ながら本当に貴重なことと感謝の念が湧き上がりました。… 先の大戦で多くのものを失った日本。その後新たに多くのものを手に入れ復興を成し遂げることができた日本。ですがそのプロセスも長い時間が過ぎ、等しく風化に向かっている感は否めません。… 次世代にどのように正しく伝え、過去から何を学ぶべきか。精一さん宅からの帰り道、当時荒木少年も利用していた西桐生駅を前に、様々な思いにふけった今日は鮮明な一日でした。

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